再エネ100%による世田谷線の運行について

世田谷線は、東北電力グループが供給する地熱と水力のみで発電された再生可能エネルギー100%で運行しています。 東北自然エネルギー株式会社/松川地熱発電所岩手県八幡平市にある松川地熱発電所は、1966年(昭和41年)10月に完成した日本最初の商業用地熱発電所です。

再エネ100%電車は、都市型鉄軌道線における、日本初※1の再生可能エネルギー100%の電力による通年・全列車の運行となり、従来、1年間で東京ドーム約0.5個分※2の1,269t-CO2の二酸化炭素を排出していた世田谷線が「日本初の二酸化炭素排出量ゼロの都市型通勤電車」として運行されています。

(※1)東急(株)、東北電力(株)、(株)東急パワーサプライの3社合同による取組事例調査の結果
(※2)2018年度世田谷線電力使用実績(2,166千kWh)を基に、二酸化炭素の密度(647,324m3)を算出
(*)標準状態:0℃・1気圧で計算。東京ドームの容積は1,240,000m3

再エネ100%電車の社会的意義

日常生活に深くかかわる社会インフラである
鉄道サービスが再生可能エネルギー100%を採用することで、
ご利用者をはじめとした生活者のみなさまに、
再生可能エネルギーという選択肢が身近になってきたことを感じていただき、
鉄道が二酸化炭素排出量ゼロで運行されることの意味や再生可能エネルギーへの理解、
そして環境の時代の到来とその普及を促進する社会的な意義をもつ取組みとして、
3社の協力で実現しました。

再エネ100%電気の提供体制

東急
世田谷線
【低炭素・循環型社会】

東北電力が供給する“再エネ100%の電力”の採用により、CO2排出量ゼロの路線運行が可能になり、低炭素・循環型社会の課題解決に向けた取組みが実現。

“再エネ電気”需給契約
東急パワーサプライ
取次ぎ
大越発電所[水力](山形県) 全227ヵ所(国内最多)
松川地熱発電所(岩手県) 全5ヵ所

世田谷線の電力使用量実績と、再エネ電気を供給する水力・地熱発電所の発電電力量実績を確認し、全時間帯において使用電力量の全量が再エネ電気であることを証明。※3

(※3)「温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度」にもとづき、メニュー別排出係数(0kg-CO2/kWh)として、経済産業省および環境省が電気事業者からの報告を集計し、毎年7月頃にウェブサイトで公表

東北電力の再生可能エネルギーの取組み

東北電力および同社グループ企業の東北自然エネルギー(株)※4が保有する一部の水力発電所および地熱発電所(いずれもFIT適用外)で発電されたCO2排出ゼロの再生可能エネルギー由来の電力を使用しています。

(※4)水力、地熱、風力および太陽光による発電を行う総合再生可能エネルギー発電事業会社

水力

●東北電力は、国内最多の209カ所の水力発電所を保有。

●東北電力グループ全体は、227カ所、総出力は約256万kW。

豊実発電所[ 61,800kW ](新潟県)

地熱

●東北電力グループは、国内5カ所6基、総出力約21万kW(全国における出力割合約4割)の地熱発電所を保有。

柳津西山地熱発電所[ 30,000kW ](福島県)

太陽光

●再生可能エネルギーの固定価格買取制度等に基づき、お客さまの太陽光発電設備からの電力購入を推進。2018年度末の購入実績は約475万kW。

●東北電力は、4カ所、総出力約4,800kWの太陽光発電所を保有。

仙台太陽光発電所[ 2,000kW ](宮城県)

風力

●東北電力の風力発電からの購入実績は2018年度実績で約120万kW(国内トップ)。

●東北電力グループの東北自然エネルギー(株)が保有する、能代風力発電所において、600kWの風車24台(合計約1.4万kW)が稼働。

能代風力発電所[ 14,400kW ](秋田県)

再エネ100%電気の使用範囲

■世田谷線
・世田谷区東部を縦断する地域密着路線で、三軒茶屋から下高井戸まで約5km、10駅を結んでいます。東京では都電荒川線とともに残る数少ない路面電車です。

(*)一日平均輸送人員 57,541人(2017年度)
(*)本線・車庫内における電車運行